生徒紹介
ヴァイオリンを始める時期について
ヴァイオリンは、小さな頃(3歳)から始める事が出来ます。
小学生の高学年より始められる方、中学校、高等学校に入学されてから始められる方、大学に入学されてから、社会人になられてから始められる方など、本当に、人それぞれです。
勿論、早いに越した事は御座いませんが、知識の面からすると、大人の方は、理解したうえで、1つ1つなさるので、上達のうえでは、あまり変わりません。
小さい時の良い点
飲み込みが早い分、技術的な面で能力の高まり方が早いです。
曲を覚える早さ、暗譜能力も優れています。
社会人の良い点
知識の幅が深まる速度が速いので、ヴァイオリン奏法の理解力が深まり、
曲に対しての心の表現を付けることが出来るようになります。
印象に残っているレッスン
①わずか2カ月で「ゲゲゲの女房」を仕上げる
中学・高校で6年間習い、10年のブランクの末、30歳に入り3か月後に結婚するので、
「ゲゲゲの女房」を弾きたい、という女性の生徒様がいました。
初めは、楽器が壊れていたので修理するところから始まり、初めの1カ月は、右手のボーイングで、
4本の弦を正確に立派に弾ける事を意識付けさせました。
2か月目に入り、曲の調のCdurを1ポジションで音階を作り上げました。
2か月目の中間で音階も立派になってきたので、曲に入りました。曲は、元々は色々な音符でしたが、
4分音符と8分音符にアレンジし、弾きやすくしたところでスタートしました。
そして、3か月目に入る直前には、曲も素晴らしい状態で完成し、送り出す事が出来ました。
②「ヴィターリ作曲 シャコンヌ」を1カ月で仕上げる。
20歳の女性の生徒からレッスンを依頼され、弾けるようになりたい曲が「ヴィターリ作曲、シャコンヌ」でした。
この生徒は、昔、スズキメソードで習っていた事もあり、右手の使い方は、
ある程度出来ていました。ただし、スズキ奏法のネックである左手がボロボロでした。
私自身、スズキメソードで最終課程まで修了し、ヨーロッパの本格的な奏法に
切り替えていた為、左手に関しては根本的なところから指導しようと考えました。
その結果、左の肘を軸にして、シフト移動を行う事、親指のバランスなど、
1つ1つ指導していった結果、見事、スムーズに全曲通して弾けるようになりました。
この生徒は、非常に集中力があったので、1回に2時間のレッスンで、週に2回、
または1回のレッスンで、わずか5回のレッスン指導(1カ月間)で、
左手も滑らかになり元から持っていた右手のボーイングにより、
右手もスムーズに弾けるようになりました。
この生徒は、左手がスムーズになった事から、
今では「ヴィエニアフスキー作曲、タランテラ」を練習しています。
③フェリス音大卒業試験直前、「チャイコフスキー作曲 ヴァイオリン・コンチェルト 3楽章」
フェリス音大卒業試験直前の女性の生徒に、どうしても指導して欲しいと依頼が入りました。
生徒の演奏を聴かせて頂き、普段レッスンで教わっている事など、その様子も含め教えて頂きました。
この生徒は、ジュリアード音楽院卒の先生に4年間指導して頂いておりましたが、先生は、言葉で伝えることが多く、
なかなか演奏で見本を見せてくれない指導な事が解りました。
彼女は、ソリスティックな演奏で、とても丁寧に演奏する事が出来ます。
ただ、楽器本来の「楽器を鳴らす、響かせる」事については、何も知らない状態でした。
そのため、今持っている楽器を、とてつもないくらいの音量、
響きを出せるようにする事により、「デュナーミクの幅が広がる事」、
その事により、
「本当に小さな音から最大限までの大きな音を鳴らす事が出来るようになる事」、
この事について実演を通し指導させて頂きました。
肘を支えにして、弦に圧をかけ、弦に負けないくらいの威力で弾けるようになる事。
これについて、1時間の時間を取り、
「チャイコフスキーのコンチェルト、3楽章のテンポプリモの部分を中心に、指導をした結果、みるみる音の響きが変わり、楽器が生まれ変わったような響きになってきました。
さらに、魅力的な音色、色気が広がり、弾いている本人も変化に驚き、高揚感マックスで、幸せの中で変化を楽しんで
おりました。
生徒より、
「4年間、どんなに苦しんでも解決しなかった悩みが溶けた!! 解決した!!!」
「長谷川先生、凄すぎる!!! 本当に有難う御座います!!!」
と何度も何度もお礼を頂きました。
その後、卒業試験も通過し、3か所で演奏の機会に恵まれ、「非常に良い結果が出た」と、ご報告を頂きました。
たった1度のレッスン指導で、生まれ変わるような演奏になりました。
今回の3つの指導で共通していることは、常に根源を見つめた指導を心掛ける事により、音として変化し、生徒の喜びと共に必ず上達する事になります
幼稚園児、小学生
- スズキ教本の「キラキラ星」の「タカタカ・タッタ」を一生懸命に練習なさっている生徒様
- やっと、「ちょうちょ」が弾けるようになり、曲らしくなって喜んでいる生徒様
- 音階が好きになって、とにかく音階だけ沢山練習してくる生徒様
学生、社会人
- 小さい頃より、ヴァイオリンを続け、「新しい教本」の3巻まで終了し、フィヨッコ作曲 「アレグロ」を弾きこなせるようになった生徒様
- 難しい「カール・フレッシュ」という音階教本を沢山なさり、単旋律のみ、完璧に弾きこなせる ようになった生徒様
- 中学生の頃より6年間、クラブ・サークルでオーケストラをし、ヴァイオリンを弾いていた生徒様
- 小学生の1年生から6年生まで6年間だけ、レッスンに通い上達なさった生徒様
- 幼児よりスズキ・メソードで、ヴァイオリンを始め、高校卒業まで、レッスンに通い、見事8巻をクリアし、ベラチーニ作曲 コンチェルト・ソナタを弾きこなした生徒様
社会人の生徒様は、何年間も楽器を弾かない、練習出来ない期間(ブランク)があり、再び、「以前のように弾けるようにしたい」という「想い」が、「気持ち」が、「蘇り(よみがえり)」、レッスンに通い出した生徒様が多いです。
昔、本格的に弾いていた方の趣味として、あるいは、ブランクを経て本格的に再開したい方、それぞれにご対応致します。随時、ご希望を伺ってまいります。