指導方針

当教室の、音楽・レッスンに対する考え

「すくすく育ってね!」
「ゆっくり、でも焦らずに!」

私のヴァイオリン教室では、生徒様の気持ちを尊重し、暖かい 雰囲気の基で指導をさせて頂きたいと考えております。

どのような生徒様でも、正しいやり方で質の高い練習を心がけ、 毎日練習をなされば、必ず素晴らしい演奏をする事が出来ます。
レッスンでは、私の経験を、素直に伝えたいと思っております。

ヴァイオリンの悩み、練習過程での不安など、お気軽にご相談ください。ゆっくりとした気持ちで、楽しんで、興味を持っていただけたら幸いです。

私は、正しいメソードのもと、様々なアドバイスをさせて頂きます。
同じ音符においても、ニュアンスの付け方が幾種類もあるように、表現の仕方も様々です。
一人ひとり、個人差もありますが、最終的なゴールは、結局は素晴らしい演奏がしたい。立派な演奏がしたい。これに尽きると思います。

楽譜が読めなくても、全然大丈夫です。一緒に、ゆっくりと進みましょうね。

私自身、ヴァイオリンを始め32年が経ちますが一生研究が必要だと日々感じております。
生徒様のお陰で、私自身、本当に、色々な生徒様を指導させて頂き、日々、勉強させて頂いております。

音楽をしていく中で、私が大切にしていること

音楽性、表現力

私が最も大切にしている事は、音楽性をとても重要に考えています。
表現力とも言えますが、これを付けるには、とにかく素晴らしい音楽家の演奏を沢山聴き、吸収する事だと思います。

ヴァイオリンに限らず、他の弦楽器は勿論(もちろん)、鍵盤楽器、管楽器、木管楽器、打楽器なども聴くと良いと思われます。
そうする事により、総合的な楽器の響きのイメージやダイナミクスを掴む(つかむ)事が出来ると思います。

勿論、一度に全部ではなく、最初は弦楽器のみ、慣れてきたら並行して鍵盤楽器も、さらに慣れてきたら木管楽器を・・・って形で、どんどん感覚を慣らしていくことにより、本人が持っている、元もとの感覚を呼び覚ます事に繋(つな)がると思います。

楽しむということ

楽しむことも、大事です。
せっかく聴いても、弾いても、練習しても、楽しく思えなければ、つまらないし、悲しいし、もったいないと思います。
音楽というのは、気持を高揚させたり、幸せにしたり、悲しませたり、様々な感情が、湧き起こるものなのです。

私は、曲を聴いている時よりも、演奏している時の方が、作曲家が作っていた時に思いを込めていた感情が伝わってきます。
それが、音符を通じて表現される「瞬間」であり「作曲家と会話」なのです。
曲を理解するという事は、それを作った人、つまり作曲者を理解する事が、手掛かりの一つだと思います。

曲を練習するにあたり、どんな作曲家が、どのような想いで、何処で作曲したのか?
そんなことを思いながら練習をすると、理解度が深まり、音楽理論を吸収する際の手助けともなるでしょう。

是非、音を、演奏を、作曲者との会話を、楽しんでください。
私がその補助を担えたなら、そんなに嬉しいことはありません。

ヴァイオリンを始める時期について

ヴァイオリンは、小さな頃(3歳)から始める事が出来ます。
小学生の高学年より始められる方、中学校、高等学校に入学されてから始められる方、大学に入学されてから、社会人になられてから始められる方など、本当に、人それぞれです。
勿論、早いに越した事は御座いませんが、知識の面からすると、大人の方は、理解したうえで、1つ1つなさるので、上達のうえでは、あまり変わりません。

小さい時の良い点

飲み込みが早い分、技術的な面で能力の高まり方が早いです。曲を覚える早さ、暗譜能力も優れています。

社会人の良い点

知識の幅が深まる速度が速いので、ヴァイオリン奏法の理解力が深まり、曲に対しての心の表現を付けることが出来るようになります。

当教室で、生徒と保護者に感じ取って頂きたい気持ち

ヴァイオリンのレッスンを受ける事により、生徒に幸せを感じて欲しいです。 喜びを感じて欲しいです。

ここの教室で、幸せを作る事が出来る事。生徒の居場所である事。
安心していられるし、居心地が良い事。
人格において何も否定されないし安心していられる事。そのまま受け入れてもらえる事。
そんな風に感じて欲しいです。
人それぞれ、幸せの考え方、思いは違うと思います。

けれど、皆、何かしらで生きる喜びを得たいと思っていると思います。
スポーツ、音楽、美術、勉強、部活など・・・人によって異なると思います。

私自身が幸せを感じた理由

私は、音楽の中のクラシック、それもヴァイオリンという楽器を持つことにより、幸せを 感じます。ヴァイオリンの奏でる時に出る弦の魅力。響き、広がり方などに。

とにかく音の響きに、まずは魅力を感じます。左手の指を押さえない状態で、幸せを感じます。
そして、感動がほとばしります。そこに、4本の指を置くことにより、幾通りもの音色を、 響きを作り上げる事が出来る喜びがあります。

こんなに魅力的な楽器は他にはないと考えます。私は、まずは、ここから入り込みました。 それと同時に、ヴァイオリンの形の美しさに惹かれました。

研究するごとに惹かれます。現代のイタリアの巨匠を始め、モダン・ドイツ、モダン・フランス、モダンイタリア、さらにはストラディヴァリ、ガルネリデルジェス・・・

あらゆる年代の、それぞれの製作家の楽器に触れるたびに、彼らの生命力が楽器に 注ぎ込まれているのを酷く感じます。強烈に。

それが、楽器の木材の選び方、乾燥の年数、削り方、デザイン、ニスの塗り方など、 事細かに至るまで、最後の最後まで命を注ぎ込んでいることを楽器に触れた瞬間、 そして弾いた際に出る音の響きにより感じ取る事が出来ます。

そういった意味で、私は、楽器を扱う際、非常にデリケートなまでな、細心の注意をして手に取ります。そして、手に取った楽器が、何を求めているのかを感じ取りながら、その楽器に合った曲を奏で、弾き方も楽器に教えてもらいながら、どんどん変えていきます。

その楽器が求めた弾き方に会うように...
それが、楽器に思い入れを込めながら弾く、 という行為ではないのでしょうか。

私は、高価な楽器でなくても、1つ1つの楽器に対して、弾かせて頂く際には敬意を感じながら 演奏します。

そのような気持ちの一部でも生徒に感じ取って頂きたいです。本当は、全部感じ取って頂いた方が生徒自身が変わると思います。

そのような思いもあり、生徒に対しては、楽器の扱い方については、丁寧に説明させて頂きます。そのうえで、楽器は、落としたら割れます。壊れます。など真剣に伝える場合が多いです。

何事も初めが肝心なので、必要な事は伝えさせて頂きます。

生徒に感じ取って頂きたい事

ヴァイオリンの響き、音色についての美しさ
ヴァイオリン曲の旋律、和声の美しさ、
ピアノやビオラ、チェロと合わせた際の響きの違い、音色の違い。
ヴァイオリンのレッスン、練習をすることでの喜び

出来る喜び

初めての練習で、弓が弦に乗る事、そして弦の響きが広がっていく為の弓の使い方、つまり右手の使い方を覚えていく過程の中で様々な指導を行いますが、その過程ごとに、1つ1つ出来るようになる喜びが、一人一人に広がってきます。

つまり、出来なかったことが、出来るようになる事。自分は出来るんだ!  という喜びを感じて欲しいのです。

私は、その人、その人に合う指導方法を用いるので、どんな人でも今まで成長している成果を 目の当たりにしてきました。

たとえば、人それぞれ、トリルが得意な人もいれば、速い弓の動きが得意な人がいる様に、初めの段階では、成長具合は、人それぞれですが、皆さん、ある段階になると総合的に整ってきます。
例に出すと、お山の頂点は同じだが、上り始める場所や、その中間点が違いますが、最終的に頂上に行く頃には、皆、同じだけの技術やスキルを持っている状態になります。
そんな風に感じております。

私は、一人一人に対し、丁寧に、心を込めて伝え、その人に寄り添いながら進んで行けたらと思い指導をしております。

そうしているうちに、1つ、また1つ、過程をクリアし、みるみる上達に至るわけであります。

継続力・忍耐力・研究心

1つの課題を出来るようにするには一人一人の練習、工夫、悩みなど、様々な点で出てきます。
それを、どのようにしたら克服できるのかを時間をかけて作り上げる事により出来るようになってきます。
そのためには、継続力、忍耐力、研究心が必要になってきます。ヴァイオリンをする事により、身につけて頂きたい事になります。

表現力・感受性・想像力・分析力

ある曲を弾く際に、楽譜を読み込んだ際に、どのようなことが書かれてあるのか、そして、
自分自身が、どのように表現したいのか、全体のスケール感は、どれ程の幅があり、ある部分は、悲しい雰囲気なので弱めに、ここは明るい部分なので楽しそうに、また、ここは鋭い部分なので 勢いよく、そして、最後は叫びなので、とてつもなく強く・・・など、どのような思いで楽譜を 捉えるかにより、曲の構成が違ってきます。
実際に巨匠の演奏では、皆それぞれ、同じ曲なのに、全く違う雰囲気に感じることがあります。

行動力・責任感・自主性

自分で行う事により、出した音は、自分の責任になります。また、自主的にする事により意欲が 湧いてきます。
実際に発表会でピアノ伴奏のもと、独奏者として演奏する際、頼れるのは自分自身になります。
そんな時でも、しっかりと行動し、自分の音楽性、弾き方に自信を持ちながら、音楽を作っていく責任感、それを自主的に行う姿勢を作っていけたらと考えています。

音楽性

人間の持つ感情、喜怒哀楽など、気持ちを持つこと。そして、曲に相応しい、テンポ、リズム、 拍子、和声、旋律と様々な色彩を表現し規則的な弾き方が出来るように身に付ける事。

礼儀作法

< 生徒 >
先生にお会いしたら、「おはようございます」「こんにちは」
レッスンの始めに、「本日も、よろしくお願い致します」
レッスンの終わりに、「ありがとうございました」
毎月の月謝を渡す際に、「今月も宜しくお願い致します」

< 先生 >
生徒にお会いしたら、「○○君、○○さん、おはようございます」「こんにちは」
レッスンの始めに、「本日も、よろしくお願い致します」
レッスンの終わりに、「ありがとうございました」
毎月の月謝を頂く際に、「どうも有難う御座います、○○君、○○さん、今月も一緒に頑張りましょう!!」

このように、礼で始まり、礼で終わる事を大切にしております。
お互いに感謝の気持ちで向き合う心構えが必要だと考えております。

ご褒美

1つのモチベーションとして、レッスンを受けるたびにシールを差し上げております。
私自身が小さな事にレッスン後に頂けるシールが楽しかった思い出もあります。
各教本を終えるごとに、気持ちばかりのプレゼントと賞状を用意しております。

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