オンライン・レッスン/音源送信の必要性について
新型コロナウイルスの感染防止策として、緊急事態宣言が先日発令され、
東京都内中心に防止策が拡大している今日この頃です。
このような事は、全世界で前代未聞になりますし世界中が騒然としております。
密室、密閉、密接の3密の警戒が必要と言われております。
そのため、私たち音楽家と致しましては従来の方法から切り替える必要性が出て参りました。
フランス・ドイツ・ニューヨークの音楽家を中心に、自宅にビデオカメラを設置して本番演奏をしている状況になります。
ホールで無い分、至近距離で感じ取る事が出来ます。
なにより世界的に有名な音楽家でさえ自宅で弾いた時には、
「こんな音質、響きだったんだ!」
と改めて感じ取る事が出来ますので、
私自身の演奏と非常に似ている部分、共通事項を確認する事が出来ます。
それに、非常に多くの細かな発見が出来るので嬉しいです。
本番の際に非常に響く理由は、ホールの影響であることを改めて再確認させて頂きました。
なぜならホールは、
楽器ですので演奏家が素晴らしい演奏をする事により作っていく場所であります。
その中でも、楽器の使い方を熟知し、常に熟考し実践している演奏家が奏でる事により、
ホールの生命力のエネルギーが流れ出し、最高に素晴らしい状態で響き渡ります。
では次に、音楽家のレッスンについて考えてみましょう。
音楽家は、自宅にてビデオ撮影しライブ配信をしたり、
いったんビデオで撮影した映像を編集しオンラインで配信しております。
専門的になりますが、通信の流れには一方のみの配信と双方向での配信があります。
一方的な配信の場合、電波が交差しないので音楽的にも音質的にも影響は出にくいです。
しかし双方向でお互いに向かい合って電波のやり取りをすると考えた場合、
上記の内容を上質で提供するには、非常に難しいです。
どういうことかと申すと、タイムラグが発生します。
TVのセンターの司会の方と外にいるリポーターの方との交信を思い浮かべて下さい。
その際、間が生じますよね。この間の事をラグと言います。
そこで、当教室では、これから申す方法にてレッスンをさせて頂く事に決めました。
オンライン通信を使用する際には、楽器の音は一切出しません。
オンライン・テレビ電話 |
|
ZOOM | ズーム |
Skype | スカイプ |
Line | ライン |
Facebook Messenger | フェイスブック・メッセンジャー |
FaceTime | フェイスタイム |
オンライン通信では、
口頭にて指導致します。
先生からの音源については、
ビデオカメラにて録画、
ICレコーダにて録音し
メール・ギガファイルにて
送信致します。
生徒からの音源については、
ビデオカメラにて録画、
ICレコーダにて録音し
メール・ギガファイルにて
送信して頂きます。
つまり、週一度、
普段の練習の成果を
演奏を通じて教えて下さい。
今まで通り決められた時間にて、
生徒と先生が画面を通じて、
お互いの顔を見ながら
質疑応答する事により、
安心感が生まれ
不安要素が少なくなります。
楽器の調弦については、
検討中になります。
時間をください。
当教室の指導のモット―と致しましては、1つ1つのレッスンを受ける事により
感動が芽生え幸せな気持ちで練習に取り組む事が出来る事。
この事を大切にしております。
今回におきましては、その前に不安要素を取り除き、安心感を作る事が前提になります。
安心感とは、ウイルスに感染しないための対策。
音楽的な要素を最大限に上質な状態で届け合う事。
そしてお互いの表情を見る事によりホッとする事。