ヴァイオリンを教えるという事とは(スマホ版)

ヴァイオリンを教えるという事とは

ヴァイオリンを教えるという事とは、どういうことなのか、

何故ここまで本気でブログなどでも気持ちを伝えているのか

再確認するために自問自答してみました。

結果から伝えると、偽物の弾き方で本人が苦労しない為に、一番最初から世界が認める奏法を指導するべきだという結論に辿り着きました。

私自身が田舎で育った関係で、まともな指導者に限りが有りました。

当時(1980年代)はネットもない時代でした。

その為、プロ教育には無知な両親の関係もあり、また相談できる人もいなかったので、

スズキメソードに入会しました。

音大卒でプロの音楽家の子供でない以上、なかなか先生選びは難しい事でもあります。

もし両親がプロの音楽家だと、直接指導してくれていたと思います。

現に、両親がプロの音楽家の子供はプロの音楽家になれる確率が非常に高いです。

さて、スズキメソードについて話しますと、

この団体はプロの音楽教育を育成する機関ではない事が一番の問題になります。

あくまでも人間教育でありまして、その一環として楽器を用いてるという事になります。

このスズキメソードの指導者の中にも指導力がピンからキリまで差が有りまして、

私を教えていた人はキリに近い状態だと後で分かりました。

もちろんスズキメソードから音大に進む人もいるのは現実です。

それについては認めますし私自身も音大に進みましたので。

唯一、世界的に認められるプロになられた人は、鈴木慎一氏から直接指導を受けた

豊田こうじ氏、江藤俊哉氏など数名であります。

彼らは、その後、その当時の巨匠に師事し素晴らしい演奏家になりました。

スズキメソードは、鈴木慎一氏がヨアヒム氏の弟子であるカールクリングラー氏に習い、

技術としては軸を立てているようですが、そこからの派生が弟子の先生になります。

さらに、そこから色々開発して奇想天外な指導法の基での弾き方もしてきました。

要は、あまりにも

アウアー派、フランコ・ベルギー派、そこから派生したドイツ、フランス、

ウイーン、イタリア派から、かけ離れた奏法でありました。

あれから40年が経ち、

気が付けばフランコ・ベルギー派とアウアー派が主流の世界になりました。

桐朋卒の生徒はアウアー派が多いです。

ここではアウアー派とフランコ・ベルギー派の違いについては割愛します。

両派、共に素晴らしい奏法です。

私自身がフランコ・ベルギー派に出逢えたのは、30歳を過ぎてからになります。

それまでは、非常に苦しんでいました。

音程がハマらない、右手の腕の使い方が分からない。音量が出ないし汚い音ばかりになる。

などなど。しかし、この弾き方により全てが改善されました

私の場合は、先生が空いている日、時間帯にレッスンに通えるように常に意識していました。

具体的には24h空けて置きまして、

「朝の8:00 や 夜の9:00から来て!!」と当日に

連絡を頂いても直ぐに行ける体制にしておく事です。

レッスン開場まで1h、2hかかったとしてもです。

もちろん、都合の悪い曜日は前もって先生に説明済みであります。

どうしても、この先生に、この奏法を習いたいという気持ちが有れば必然の行動だと

思います。

数年間、曲は弾かずに右手の基本と左手の基本のみ指導を受け、

先生が「もう曲に進んでも良いよ!」と2回くらい勧めて下さった後に曲に進んだ程です。

もしも、初歩の頃にフランコ・ベルギー派に出逢っていたら30年間の苦労は必要なかったと

後悔するばかりです。

現在は、このフランコ・ベルギー派に加えアウアー派も織り交ぜ演奏しています。

今回の内容を一言で伝えますと、

「下手な奏法の先生に習うと無駄な年月を過ごす事になる」

「最初から世界で通じる奏法を指導できる先生に習うべき」

という事になります。

都内には、素晴らしい方がいらっしゃいます

しかし新潟県では私以外では2人程(会った事は有りませんが)しかいらっしゃいません。

実際に、新潟県のアマチュアのオケの音源をユーチューブやCDで視聴するも、

残念ながら非常に厳しい状況と判断しています。

「蚊の鳴くような音」その集まりにしかすぎません。

一部では音大卒の方が加わり、弾ける人がカバーしている雰囲気です。

縁もあり新潟に戻ってきた事もあり、私としては、

「私に習いに来た生徒はプロが聴いても、びっくりするくらい上手い演奏と思われる指導をしよう」

と思い日々指導しています。


※現在、3、4、5歳の幼稚園児の子供たちから50代の大人までの指導をしています。

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「イクネスしばた 音楽練習室」

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