ヴィエニアフスキ ヴァイオリン コンチェルト 第2番ショット版
ショット版の アオグスト・ヴィルヘルミイ編集の楽譜を譜読み致しました。
この楽譜は、1937年出版の楽譜になります。
ヴィルヘルミイ編集は、2で上がり同じポジションで保つ指使いになります。
開放弦、0を多用しております。
アーテュキレーションの作り方としては、
長いフレーズで、大きな纏まりでスラーをつけている事。
その中で細かなスラーがあるから、あくまでも大きなフレーズを感じたうえで
弓順を細かなフレーズでVПする弾き方である事。
1900年前後という事もあり、
アップ Λ
ダウン Ц
と真逆になっております。
ちなみに、レオポルト アウアー版でも上記の真逆記号で書かれています。
アオグクト ヴィルヘルミイ (1845 – 1908)
レオポルト アウアー (1845 – 1930)
August Wilhelmjは、ドイツのパガニーニと言われたヴァイオリニストでもあり、
後に彼の名前の音楽院も設立され現在も音楽を志す人が学んでおります。
皆さんが御存じの、G線上のアリアの編集でも有名です。
今回の版もお勧めの出版社の1つになります。