2018弦楽器フェア 九段下 科学技術館
いつも行きたいと思いつつ、行け無い状態が10年続いていましたが、
今回、行きたい気持ちを優先し初めて会場に訪れる事が出来ました。
私は、ヴァイオリンの指導者であり演奏家でもありますが、
まだまだ三浦さんや徳永さんに比べれば未熟な面が多いので、
そんな状態でも拝見させて頂いても良いものかと凄く悩んでおりました。
ところが会場の様子を見ると、
初歩の方が非常に多かったり、
ちょっと音楽知っている人だったり、
勿論ある程度弾ける人やバリバリ弾ける人が数人いたり。
そのような様子を見ていたら、音楽のレベル関係なく訪れても良い事に
改めて気付かされました。
今回は、日本人の製作家の出品が非常に多く、
イタリアの製作家の作品も少しではありますが展示されていました。
その中でも、私が身近な部分で注目した点は、「駒」です。
DESPIAUの ☆☆☆3つ、☆☆2つ、☆1つの違い
AUBERTの「DE LUXE」と「LUXE」の違いになります。
DESPIAU ★★★ 3つ
横から見た時に、縦からしっかりと切り出している
DESPIAU ★★ 2つ
横から見た時に、上がカーブして縦にしっかりと切り出している
DESPIAU ★ 1つ
横から見た時に、切り出しが劣悪。非常に良くない。
そのため、「☆☆2つ」と「☆1つ」の品質の差が非常にある事が判明しました。
また、駒の、縦線の質に加え、「青っぽい色」と「色の濃い赤っぽい色」の駒があり、
「色の濃い赤っぽい色」の駒が、樹の質も硬いので、響きがある事が判明しました。
私が使っている駒が、DESPIAUの「☆☆☆3つ」と「☆☆2つ」な為、
興味深いお話を伺う事が出来たので大収穫となりました。
私自身が感じていた縦の線の良さ、そして硬い分、響きがある事、
ここまでは正しいと感じていたのですが、個体差については不安な面があったので、
その確認が出来たので、私の考えに確信が持てるようになりました。
やはり、そうだったんだと。
色々教えて下さった、DESPIAUの代理店のサイト
http://www.siejapan.com/string_accessories/despiau.html
上記の写真は、violin@toramokuさんより
AUBERTの「DE LUXE」と「LUXE」では、やはり圧倒的に「DE LUXE」の方が
品質が良い事が判りました。響きも、硬さも、「DE LUXE」の方がよかったです。
「DE LUXE」
「LUXE」